パッケージサービス導入事例のご紹介

昨今、働く従業員様の要望は多種多様化してきています。働き方や生活スタイルの選択肢が広がってきており、それに付随してプライベートと仕事の両面を支える福利厚生についても従業員様の数だけ要望が多様化してきている状態です。ただ、多様化している福利厚生に対する要望について会社が全て用意する対応は簡単ではありません。また、可能な限り複数のサービスを契約するとしてもそれだけ担当者の対応工数・費用が必要です。

そこで、１つのサービス導入で従業員様の多様な要望に応えることができるサービスをご紹介いたします。それが『パッケージサービス』です。企業様のご事情や従業員様が求める内容によってパッケージサービスの導入状況も変わってくるため、今回は６つの事例をご紹介いたします。

1.導入事例① コロナ禍に合わせた福利厚生内容の見直し

コロナ禍での働き方の変化、日常生活の変化により、福利厚生の有り方・意義についても変わってきております。例えば、懇親会費・社員旅行制度など、従業員様同士の交流・コミュニケーション機会の増加を目的とした制度です。コロナ禍の状況を鑑み、懇親会の自粛、社員旅行の実施を見送りした企業様も少なくないかと思います。そこで、従業員様へ別の形で福利厚生をご提供すべく、コロナ禍でも利用が可能なサービスとしてパッケージサービスを導入いただく企業様が出てきております。

2.導入事例② 育児・介護との両立支援をサポートするパッケージサービス

育児・介護従事者様をサポートするために、パッケージサービスをご導入いただく企業様も出てきております。両立支援策は会社として取り組むべき課題であると認識している企業様は多いと思いますが、一部の対象従業員様限定で資金サポートをするのは難しいというお声も聞きます。

そこで、全従業員様が利用可能機会を得るパッケージサービスでしたら、育児・介護と両立して働いている従業員様の資金サポートをすることが可能ということでご活用いただいています。パッケージサービスの中で特定メニューのみに更なる追加補助設定も可能ですので、保育施設で利用可能なクーポンや介護補助金制度が通常金額より更に割引額高く従業員様へ提供する仕組みを行っています。

3.導入事例③ 健康経営とパッケージサービス

『健康経営』という言葉をメディア等で耳にする機会が増えていると思います。ここでは、従業員様の健康サポートを福利厚生の中でも行いたい企業様の導入事例をご紹介します。前項でパッケージサービスの中で特定メニューに更なる補助が可能というお話をいたしましたが、健康施策に繋がるメニューに補助設定をして導入する企業様がございます。

例えば、健康支援商品購入に対する補助や、全国で利用可能なフィットネスクラブの補助です。こちらの資金サポートは、健康経営優良法人の認定を受ける為の健康経営度調査に回答する際にも記入可能な内容となります。

また、更に意識高く取り組みを行われている企業様は健康活動を積極的に取り組まれた従業員様への報償として、パッケージサービスのコインプログラムを活用したインセンティブ制度を導入するケースも出てきております。

4.導入事例④ 平等な福利厚生制度を目指して

人事制度・福利厚生制度は時代の流れや、従業員様の変化に応じて見直しが必要です。そこで、制度棚卸の結果、制度利用可能者と制度未利用者で、会社より受けている恩恵に差が出てしまっている状況を改善するべくパッケージサービスを導入いただく場合がございます。この場合、自社制度を全面見直しする場合が多く、パッケージサービスと一緒に選択制の福利厚生制度であるカフェテリアプラン※を一緒にご導入いただくことが多いです。

※カフェテリアプランとは・・・
全従業員に一律ポイント付与をして、会社が用意した制度メニューで補助を受けることができる制度

5.導入事例⑤ 現サービスの代替サービス

保養所を会社で所有している企業様において、事業所が複数ある企業様の場合全従業員様が一律に利用しやすい制度になっていない、というお声をよく聞きます。また、宿泊に興味がない従業員様・働き方と合わない従業員様がいるという課題に対し、普段の生活でも利用可能なパッケージサービスを代替サービスとしてご導入いただいております。

6.導入事例⑥ 採用と福利厚生

会社を選ぶ重要項目の1つに福利厚生の充実度があげられます。特に大学生は採用ページの福利厚生欄を重視して閲覧している、という背景より、働く前から入社予定企業の福利厚生が利用可能となるフレッシャーズ用パッケージサービスを導入される企業様も増えています。

また、会社説明会や採用HPなどでパッケージサービス導入の旨アピールしている企業様も多い状況です。福利厚に関する情報が無い企業よりも学生や入社希望者の興味を引きやすい状況へ繋がります。

7.まとめ

今回、パッケージサービスを導入されている企業の事例を６つご紹介致しました。企業様によって従業員様から上がってくる要望や課題は様々ですので、皆様の企業状況や課題に当てはまっていない場合もあるかもしれません。ただ、パッケージサービスの利点は、自分自身で選択して利用可能なサービスであるため、幅広い要望を叶えるメニューが揃っていることです。今回の事例をヒントに、皆様の企業課題・要望が、パッケージサービスで改善・解決することができるかどうか、ぜひ考えてみて下さい。

著者情報

株式会社イーウェル　ウェルナレ事務局

「人も、企業も、ウェルビーイングへ。」をテーマとして、企業の健康経営や福利厚生の支援を行う株式会社イーウェルが運営する、BtoB（人事総務向け）オウンドメディア「ウェルナレ」の編集部。
2021年7月にメディアリリース後、毎年60回以上、有名企業様とのコラボセミナーや官公庁の専門分野に特化した方を招いてのカンファレンス、大学教授による福利厚生勉強会の開催や専門家記事の掲載などを実施し、多くの方に好評いただいております。
人事部署や経営者が、会社のウェルビーイングを向上されるためのヒントを探して、日々活動しています。