Well-beingアンケート「働く人々の実態調査」結果を公表|7年延べ約18万人対象
株式会社イーウェル(以下「当社」)は、働く人々のウェルビーイングの変化を経年で調査するため、「Well-beingアンケート 働く人々の実態調査」を2019年から毎年度定期的に実施しています。
この度、健康経営およびウェルビーイング経営の研究を行う森永雄太氏(早稲田大学グローバルエデュケーションセンター教授)に、第7回、最新の調査結果に関する総評をいただきましたので公表いたします。
当社では今後も森永氏と協力して働く人々のウェルビーイングの変化を調査すると共に、社会全体のウェルビーイング向上に取り組んで参ります。
1.調査概要とサマリ

本章にて本アンケートの調査概要と結果のサマリを説明します。
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内容 |
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企画・実施 |
株式会社イーウェル |
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アンケート名称 |
Well-beingアンケート 働く人々の実態調査 |
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調査実施の背景 |
・当社の企業理念である「健康社会の実現」のため、働く人々の |
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調査方法 |
森永氏監修の当社組織診断サービス「ウェルスコア」の設問を用いた独自WEBアンケート調査 |
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調査期間 |
計7回実施 ⑦ 2026年3月:有効回答数20,122名、回答者が所属する企業・団体数617 ⑥ 2025年3月:有効回答数30,442名、回答者が所属する企業・団体数656 ⑤ 2024年3月:有効回答数34,962名、回答者が所属する企業・団体数630 ④ 2023年3月:有効回答数35,941名、回答者が所属する企業・団体数602 ③ 2022年3月:有効回答数20,352名、回答者が所属する企業・団体数541 ② 2020年9月:有効回答数21,754名、回答者が所属する企業・団体数130* ① 2019年12月:有効回答数18,126名、回答者が所属する企業・団体数580 *2020年9月分は対象企業・団体を絞って実施 *2021年は未実施 |
1-1 調査概要
昨年度の調査結果とサマリ、解説記事はこちらをご参照ください。
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1-2 調査結果サマリ
①働く人々のウェルビーイングは昨年度に引き続き向上
働く人々のウェルビーイングは2023年以降向上傾向➁ウェルビーイング上昇要因
要因1:仕事スコアの向上
- 職場のコミュニケーション量増加
- 従業員が組織から支援されていると感じる実感が向上
- 福利厚生への満足度向上
- 貯蓄状況に関する安心度向上
- 将来への備えに関する安心度向上
要因3:[プライベート][生活習慣][健康] スコアは昨年度から概ね変化なし
- プライベートスコアは昨年度向上し、同水準を維持
- 生活習慣スコアは微少だが昨年以来の改善傾向が続く
- 健康スコアも昨年に引き続き、微増だがスコアは改善
③業界別スコアの3年比較では小売業がスコア改善
従業員ウェルビーイングを可視化する組織診断サービス「ウェルスコア」
従業員アンケートの結果を基に従業員の「ウェルビーイング」や「満足度」を
数値により可視化して組織課題を把握・解決する組織診断サービスです。
2.本調査における「ウェルビーイング」の定義
コロナ感染拡大前の2019年12月から計7回実施した本調査では「ウェルビーイング(総合的な幸福度)」と「仕事・プライベート・生活習慣・健康・経済状況のという5つの要素の充足度・満足度」をそれぞれ10段階で自己評価していただいた結果の平均値を経年で比較、評価を行いました。
「5つの要素の充実度・満足度」は「ウェルビーイング(総合的な幸福度)」の増減と高い相関があるとがわかっています(5つの要素全てにおいて相関係数0.5以上)。

さらに本アンケートの設問(※2)は、各5つの要素をそれぞれの視点から細かく質問することで、働く人々の「ウェルビーイングな状態」を様々な角度から評価できるように設計しております。
(※2)「要求度-資源モデル」「QWL(労働生活の質)理論」などを元に、森永氏のアドバイスを受けて設計した当社オリジナル設問
3.調査結果 詳細

ここからは、調査結果の詳細をご報告いたします。
本調査を通じて、働く人々のウェルビーイングの経年変化を捉えることができました。
なお当社では組織診断サービス「ウェルスコア」を展開しております(本調査で実施したアンケート設問と同様)。抽象的で捉えづらい「ウェルビーイングな状態」を可視化し、課題を見つけ、解決施策をご提案いたします。
3-1 働く人々のウェルビーイングは昨年度に引き続き向上
働く人々のウェルビーイングは、2019年以降3年連続で低下していましたが、2024年の調査から回復傾向が見られ、2025年、2026年はさらに改善傾向が見られました。主な要因を3点取り上げます。
3-2 ウェルビーイングの上昇要因1:仕事スコアの向上
職場のコミュニケーション量が「不足していると感じる」という問いに「いいえ」と回答した割合が57.3%で、昨年と比べ3.7pt増加しました。年代、役職が上がるほどコミュニケーション不足を感じる割合は増える傾向にありますが、今回はほとんどの年代、役職でポジティブ回答が増加しました。また、年代、役職が上がるほどポジティブ回答の増加割合が顕著でした。

また、従業員が組織から支援されていると感じる度合いが向上しました。
似た概念として「POS(Perceived Organizational Support:知覚された組織的支援)」があります。
これは「組織が自分たちの貢献を評価し、自分たちのウェルビーイングに配慮してくれているという、従業員の全体的な信念」とされ、「社会的交換理論」に基づき、従業員が組織からの支援を感じるほど、組織に対して好意的な感情を抱き、組織の目標達成に貢献するために努力するという考え方が基盤となっています。
このPOSについては従業員満足度やワークエンゲイジメントと正の相関性があることが示されているため、今回向上が確認された「福利厚生を通じて、会社の社員に対する思いや期待が伝わっている」という回答の増加についても、健康経営施策への主体的な参加など、更なるWell-being向上への波及が期待されています。

「福利厚生制度の満足度」について聞いた設問では、「不満」層が縮小し、満足感がわずかに改善しました。求める福利厚生についても直接的な「金銭的処遇改善」が減少し、「特に無し」が増えるなど、福利厚生への満足度増加との相関が見受けられます。

これらの改善が全体的に仕事スコアの押し上げに関係したと考えられます。
3-3 ウェルビーイングの上昇要因2:経済状況スコアの向上
生経済状況スコアは2023年まで悪化したのち、2024年からは順調に改善しており、2026年は調査開始以来 最高値スコアに迫っています。
改善の要因としては、賃上げ等の影響が考えられます。物価高や国際情勢の不安が外部要因として残るものの、賃上げや各種補助により家計の実感値が改善し、貯蓄状況に関する安心感向上につながっている可能性があります。

また、個人の資産形成が後押しされていることの影響もありそうです。
新NISAの普及や投資への関心拡大に加え、日経平均株価の上昇などもあり、将来資金を自ら準備できているという感覚が強まり、老後や不測の事態への備えに対する安心感の向上が考えられます。

3-4 ウェルビーイングの上昇要因3:[プライベート][生活習慣][健康] スコアは昨年度から概ね変化なし
積極的な改善要素ではありませんが、[プライベート][生活習慣][健康] スコアが昨年度から概ね変わらず、下降要因にならなかったことも、全体的なウェルビーイングスコア改善には役立っています。

今回の分析では、各企業スコアを業界別に分類、過去3年分の推移を比較しました。

3年の経年で見ると、2024年から2025年で唯一スコアが下がっていた小売業は、2025年-2026年で値が改善しました。
2025年から2026年では、唯一金融業界がスコアを下げています。特に仕事スコアが平均より低い値になっており、業界として理由を探してみる必要がありそうです。全体スコアは上げてきているものの、やはり仕事スコアが平均以下の広告・出版・マスコミにも同じことが言えるでしょう。
その他、各スコアごとに着目して全体との比較、経年比較をしてみると、その業界ならではの動きが見えてくるのではないでしょうか。
4.総評 森永雄太氏(早稲田大学グローバルエデュケーションセンター教授)より
2026年に実施された第7回の調査では、昨年度に引き続きウェルビーイングのスコアが改善しています。
過去数年間変動の少なかった仕事スコアに改善がみられている点が特徴的です。
仕事スコアの改善と関連するポイントとして、職場のコミュニケーションについての満足度が上昇している点が挙げられます。
年代別の分析ではシニア層では不満の割合が相対的に高く若年層ほど満足の割合が増加しています。
若年層ほどオンラインでのコミュニケーションを上手に活用できている可能性が考えられます。
一方で若手のこのような傾向が職場でのコミュニケーションに対する期待値の低下によってもたらされている危険性も考慮する必要があるかもしれません。
多様な働き方が一般化する中で職場でどのようなコミュニケーションをとっていくのが理想なのかについて世代間で認識を合わせていくことも必要になってくるでしょう。
リモートワーク頻度別の分析では、毎日リモートワークを実施している層では極端に不満が少なく、そのほかの層では概ね同じくらいの割合で不満が見られます。
毎日リモートワークを実施している人が5%程度となっていることを踏まえれば、この層の人はそもそも他者との直接的なコミュニケーションの必要性が低いものと推察されます。
逆にそれ以外の層ではリモートワークの頻度とは関係なく不満を抱えています。
今後は、異なる観点からコミュニケーションの改善を可能にする分析が求められそうです。
5.組織診断サービスの活用で見えてくるもの

組織診断サービス、ビジネスサーベイサービスなどを既に導入されている企業様も非常に多いかと思います。ここまで分析結果をご紹介いたしましたとおり、組織を客観的・俯瞰的に見ることにより見えてくるさまざまな課題があるため、次の一手を検討している企業ご担当者は、組織診断サービスの導入をこの機会に検討して見ても良いかもしれません。
当社組織診断サービス「ウェルスコア」は森永氏監修の元、設問設計を行っております(本調査で実施したアンケート設問と同様)。アンケートの結果を基に従業員の「ウェルビーイング」や「満足度」を数値により可視化。所属部門・性別・役職などの属性間の比較や他社比較によって課題を分析し、ソリューションの提案を行います。
5-1 他社サーベイと比較したウェルスコアの特長

①網羅性
- 「ウェルビーイング」という網羅的な観点から課題を可視化
- エンゲージメントだけでなく、バーンアウトに繋がる要因も可視化、課題として見える化します。
②信頼性
- ウェルビーイング経営の専門家による監修
- 約10万件分のデータを使った統計解析により、信頼性の高いスコアリングロジックを実現
- 他社比較はもちろん評価や行動履歴データとのクロス分析により、客観的に自社の強みと課題を把握できます。
③具体的な施策のご提案
- 分析結果のご報告のみにとどまらず、見える化した課題に対する具体的な施策までご提案いたします。

従業員アンケートの結果を基に従業員の「ウェルビーイング」や「満足度」を従業員ウェルビーイングを可視化する組織診断サービス「ウェルスコア」
数値により可視化して組織課題を把握・解決する組織診断サービスです。
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