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2024/03/01 (公開:2021/07/05)

エンゲージメントとモチベーションの違いについて


エンゲージメントとモチベーションの違いについて

仕事をする上で、「モチベーション」と「エンゲージメント」という言葉をよく耳にすることがあるのではないでしょうか。

人事制度や組織開発を考えるうえで「モチベーション」と「エンゲージメント」はとても大切なポイントとなります。

今回ここでは、仕事における基本的なモチベーションとエンゲージメントの違いや関係性などについてご紹介します。ここでは、エンケージメントを主に「従業員エンケージメント」の意味で使います。

「モチベーション」とは何かをやる「動機づけ」や「やる気」の意味があります。従業員の心理状態を表す指標で、自分が評価されたい、称賛されたい、スキルアップしたいと自分が主体となる考え方が、モチベーションの一つの考え方です。

従業員のモチベーション次第で、企業にも大きな影響を与えます。
一方「エンゲージメント(従業員エンケージメント)」とは「従業員と組織の心理的なつながり」を意味しますが、会社への「愛着心」「信頼感」「思い入れ」を感じていることであり、組織と個人が一体となって、双方の成長に貢献し合う関係といえます。また「従業員が自発的に組織に貢献しようと業務に打ち込んでいる」状態ともいえます。さらにエンゲージメントが高ければ、退職率も下げることもできますし、組織の活性化が期待できるでしょう。

1.エンゲージメントとモチベーションの関係性はあるの?

このように、エンゲージメントとモチベ―ションは簡単に言えば「誰のため」に頑張るのか、ということでしょう。モチベーションは自分自身を高めたい思いとエンゲージメントは組織やチームのために貢献したいと思えることです。

企業として成果をあげるためにはエンゲージメントを高めることが重要になってきますが、エンゲージメントを高めるためには、従業員のモチベーションが高いことが基本となります。

エンゲージメントだけを高めようとしても、従業員のモチベーションが低ければ組織委やチームの成長もないでしょう。
「自分の成長意欲と承認欲求」をもっている従業員が増えることで、組織やチームの成長、そして企業の成果も期待できます。

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2.エンゲージメントを向上させるメリットは?

従業員のエンゲージメントが高い状態が続くと、前向きな精神状態で自発的、積極的に業務へ取組めることで業務の生産性アップにもつながります。そして、それを維持することで企業の業績向上にも影響を与えます。

また、生産性や業績アップだけではなく、従業員は仕事にやりがいを感じ、人材が定着し、離職率も下がる傾向にあります。

経済産業省の「平成30年度 産業経済研究委託事業 企業の戦略的人事機能の強化に関する調査」によると、エンゲージメントスコアの高い企業は、業績指標が高いだけではなく、離職率や品質上の欠陥が低い傾向にあります。

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3.社員のモチベーション・エンゲージメントを向上させるためには?

それでは、モチベーションやエンゲージメントを高めるために、企業はどのような対応をしたらよいでしょうか。
今回は、「承認欲求に対するアプローチ」、「自己実現に対するアプローチ」、「経営理念やビジョンを共有する」の3つをご紹介します。

3.1 承認欲求に対するアプローチ

承認欲求は、社会・集団の中で認められたい、評価されたい。という欲求です。
それを獲得することが、モチベーションアップになり、自分自身の原動力にもなります。また仕事で実績を評価されたいというだけではなく、社内コミュニケーションにおいても、同僚から認められたり賞賛されたりすることを求める欲求です。

また、承認欲求に対しては、社内コミュニケーションがとても重要になってきます。
従業員同士や上司部下の相互理解を深め、従業員同士が日々の業務に対して、称賛や感謝の気持ちを送りあえる、ポイントを利用したコミュニケーションツールを利用や、サンクスカードのを利用している企業もあります。

3.2 自己実現に対するアプローチ

承認欲求が満たされた従業員に対して、次に意識したいのが「自己実現」に対するサポートです。

例えば、少しだけハードルの高い業務を任せてみたりすることで、「自分は信頼されている」「自分のスキルアップにつながる」という気持ちを持つようになり、その業務で成果が出せた場合は、自信になりチームや会社の役立ったという意識を持つようにもなります。
また、人材研修、スキルアップ研修など積極的に導入している企業もあります。

3.3 経営理念やビジョンを共有する

従業員と会社の信頼関係を構築し、エンゲージメントの向上を目指すには、経営理念やビジョン、目標を明確にし従業員が理解・共感した上で業務に取り組むことが大切です。
従業員の理解や納得を得るためには、「なぜそれに決めたのか」「自分の成長とどう関係があるのか」「今の業務が社会にどう影響があるのか」など具体的イメージをもたせることで、企業と自分がつながってくるのです。

経営理念やビジョンを理解、共感した従業員が増え、浸透しことで組織は強くなります。
そのために、社内のイントラネットや社内報、情報共有ツールで社長などの考えを発信したり、社内で研修や勉強会を開催してビジョンやミッションを共有することも大切です。

社内コミュニケーションを活発にし、従業員の働く意欲を高める「インセンティブ・プラス」

ポイントを使って評価や感謝を伝え合うことで社内コミュニケーションを活性化するWEBサービスです。

4.まとめ

今回は、エンゲージメントとモチベーションの違いや関係性の一部をご紹介しました。

従業員のモチベーションが高いうえで、エンゲージメントの向上があることを認識しておきましょう。
そして、新型コロナウイルス感染拡大により、企業の人事戦略、働き方、従業員のモチベーションにも大きな影響を与えました。
企業は新しい環境や仕組みを整備しながら、従業員のモチベーションを高め、組織として成長できるような持続可能な取り組みで、生産性向上につなげることが何より大事だと考えます。


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著者情報

株式会社イーウェル ウェルナレ事務局

「人も、企業も、ウェルビーイングへ。」をテーマとして、企業の健康経営や福利厚生の支援を行う株式会社イーウェルが運営する、BtoB(人事総務向け)オウンドメディア「ウェルナレ」の編集部。
2021年7月にメディアリリース後、毎年60回以上、有名企業様とのコラボセミナーや官公庁の専門分野に特化した方を招いてのカンファレンス、大学教授による福利厚生勉強会の開催や専門家記事の掲載などを実施し、多くの方に好評いただいております。
人事部署や経営者が、会社のウェルビーイングを向上されるためのヒントを探して、日々活動しています。

 


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