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2024/01/15 (公開:2021/11/02)

ミッション・ビジョン・バリューとエンゲージメントの関係


ミッション・ビジョン・バリューとエンゲージメントの関係

皆さんは『ミッション・ビジョン・バリュー』という言葉を聞いたことがありますか?きちんと理解していますか?また、『エンゲージメント』という言葉は、近年ビジネスにおいても浸透してきて、理解されている方も多いことでしょう。 本記事では『ミッション・ビジョン・バリュー』の意味や考え方を理解し、『エンゲージメント』とどのような関わりをもっているのかを解説いたします。

1.ミッション・ビジョン・バリューとエンゲージメントについてそれぞれ解説

近年、会社の理念や価値観を「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の要素で構成する企業が増えてきたと感じる方もいらっしゃるでしょう。多くの企業において「ミッション」「ビジョン」「バリュー」は組織の方向性を示し、その方向性がバラバラにならないよう、まとめるための役割も果たしています。

多様な価値観を持っている人材が集まっている会社ならなおのこと、従業員の考え方や価値観を統一し、会社の目指すべき理想を明文化し、チームを一つにする考え方を浸透させなければなりません。「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を策定することにより、従業員のモチベーションも向上し、エンゲージメントが高くなることが挙げられます。

エンゲージメントとは『心理的な結びつきの強さ』という意味合いで、人事やマネジメント領域では「企業と従業員の心理的な結びつきの強さ」という意味合いで使用されています。よって、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を策定することは、企業と従業員の心理的な結びつきが強くなることを意味するのです。

 

1.1 ミッションとは

ミッション・ビジョン・バリューの「ミッション」とは、使命、目的という意味です。

企業の「存在意義」と表現されることもあり、なぜ、何のためにこの会社が世の中に存在するのかを明確化したものです。

その会社の明確化されたミッションをみると、会社が企業活動を通じて、永続的に追求し続ける理想が掲げられていることがわかります。このミッションさえ正確に理解できれば、自身がその会社に貢献すべきものを見つけ出し、具体的な目標をたてて仕事に取り組める状態になるという流れが生まれてきます。

1.2 ビジョンとは

ビジョンは将来のありたい姿(自分たちの未来像)のことを指します。

ミッションを実現するために、順序だててどのように取り組んでいけばいいのかを考えれば、必然的にビジョンが見えてきます。これは遠い未来の目標を指すものではなく、中長期的な目標を指します。

リーダーが「こうありたい」という具体的な姿や、自社が目指すイメージをわかりやすくメンバーに伝達することができれば、組織のメンバーはゴールに向かって同じ目的をもって仕事ができるようになります。

1.3 バリューとは

バリューとは価値基準、行動指針のことです。

組織内の規則などのルールを決めるうえでも重要な指針となります。組織のメンバーにとっては具体的な価値観、行動基準が明確化されることで、スムーズに将来(ビジョン)に向かうことができ、さらにミッションの実現につながることができます。

また組織のメンバーが「自社の価値基準をもとに行動する」こととなるので、企業が与えたい価値を顧客に提供できるようになります。

 

2.ミッション・ビジョン・バリューをつくるメリットをご紹介

本記事を読んでいただき、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を策定する重要性を理解できたのではないでしょうか。この章では「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を策定することによるメリットを紹介いたします。

2.1 多様化する従業員のマネジメントがしやすい

近年、企業のグローバル化が進み、社員の人種や国籍も多様化しています。また働き方や働く目的なども人によって多様化してきています。そのような多様化が進む中でも、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」による業務の目的や目指す方向性が明確になっていれば、マネジメントしやすい環境につながり、細かい指示を出さなくても社員一人ひとりが判断できる状態となります。それにより、従業員のモチベーションが上がり成長へとつながります。

2.2 従業員のエンゲージメント向上につながる

企業の経営において「エンゲージメント」に注目が集まっています。「エンゲージメント」とは、従業員が自社に愛着心を持ち、会社と従業員との相互理解ができていることを言います。ミッション・ビジョン・バリューは、エンゲージメントに大きな影響を与えるとも言われています。

エンゲージメントが高ければ、従業員は会社に愛着心や思い入れをもち、離職率が低くなる効果も期待できます。また採用活動にも役立ち、人事戦略を成功させる上でも、ミッション・ビジョン・バリューは重要な要素となります。

2.3 経営者と従業員が対等に議論でき、フラットに意見交換できる社内環境へと導ける

ミッション・ビジョン・バリューが社内でうまく共有できていれば、従業員から会社の上司やトップに意見を通しやすくすることも可能となります。例えばトップの発言がミッション・ビジョン・バリューに合っていないと思った場合、ミッション・ビジョン・バリューに基づき、意見を通すことも可能となります。最終的にフラットに意見交換ができる社内環境へと導くことができるようになるのです。

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3.まとめ

「ミッション・ビジョン・バリュー」と「エンゲージメント」という言葉が、関連性が少なく、一体どのような結びつきがあるのだろうかと、思いながらお読みいただいた方もいるかもしれません。

「ミッション・ビジョン・バリュー」を策定することは、目指すべき目標に向かって(ミッション)、適切な方法や手段で(バリュー)、その時の情勢にマッチしたに最適なルートを進む(ビジョン)ということです。

従業員のみんなが納得した「ミッション・ビジョン・バリュー」を策定することが、エンゲージメントの向上に結び付けられることをご理解いただければ幸いです。


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著者情報

株式会社イーウェル ウェルナレ事務局

「人も、企業も、ウェルビーイングへ。」をテーマとして、企業の健康経営や福利厚生の支援を行う株式会社イーウェルが運営する、BtoB(人事総務向け)オウンドメディア「ウェルナレ」の編集部。
2021年7月にメディアリリース後、毎年60回以上、有名企業様とのコラボセミナーや官公庁の専門分野に特化した方を招いてのカンファレンス、大学教授による福利厚生勉強会の開催や専門家記事の掲載などを実施し、多くの方に好評いただいております。
人事部署や経営者が、会社のウェルビーイングを向上されるためのヒントを探して、日々活動しています。

 



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