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働きやすさと働きがいの違い


働きやすさと働きがいの違い

「働きやすさ」と「働きがい」は似ているようですが意味は全く違います。また、この2つがある企業とない企業とでは、従業員のモチベーションや企業の生産性、成果などが大きく変わることがあります。

フレデリック・ハーズバーグの動機付け衛生理論では、「働きやすさ」とは、働くために、不安、不満、心配などがない状態、「衛生要因」であり、「働きがい」は、働くことを通じて、意義を感じられる、意味があるなど、個人がポジティブな報酬を受けること、「動機付け要因」とされ、仕事の満足感を引き出すためには、「動機付け要因」にアプローチしなければならないと言われています。

今回は、働きやすさと働きがいの違いとメリットをご紹介します。

1.働きやすさとは何?

働きやすさとは、主に労働環境や福利厚生制度などが充実している、人間関係が良好など、社内風土などとされています。
また年代や性別、個人の生活基盤によって働きやすいかどうかは関わってきますが、具体的には、ワークライフバランスを実現できる会社か、テレワークなどでの通信環境が整っているか、育児介護などで仕事と両立できるか、LGBTに優しいかなど、があげられます。

2.働きがいとは?

働きがいとは、目に見える環境や制度と違い、自分自身の意思で前向きに仕事に取り組んでいる状態を表すものとされています。
例えば残業が多い会社でもモチベーションを高く持って働いている方もおり、働く人それぞれ追い求めるものが違うため、個人差があります。

国際経済労働研究所では、社会心理学の観点から、「働きがい」をワーク・モティベーション(仕事に対する動機づけ)と定義しています。

3.働きやすさと働きがいの違いについて

先述のように、「働きやすさ」は外的要因で判断され、労働環境や福利厚生制度、人事制度・給与などの満足度や納得感です。

反対に「働きがい」は、仕事の質や量などが適切に評価されることや、仕事への誇りや働くことの楽しさ、面白さ興味などの実感から生まれてきたり、上長や経営陣から労いの言葉をかけてらえるだけで、モチベーションが上がったりするものです。いずれも個人の内面から生まれてくるものです。

人によっては、自ら働きがいを見出し、働く原動力にしていける人もいるでしょう。しかし、多くの方が、働きがいを感じられないまま、やる気をなくしていき転職を考えるようになります。

厚生労働省の2014年の調査では「働きがい」や「働きやすさ」がある会社では、従業員の仕事に対する意欲が高く、 職場への定着が進みやすい傾向があり、さらに、会社の業績も高い傾向にあると結果がでています。

働きやすさと働きがいを高めるために企業がしていること

企業が主に取り組んでいる施策は以下のようになります。

  • 人事評価の見直し
  • 職場環境の改善
  • 福利厚生制度の見直し
  • 仕事の意義や重要性を説明する
  • 従業員個人に耳を傾ける
  • コミュニケーションが取れる環境をつくる

また、参考までに働きがいのあるランキング2021が発表されていますので各部門上位3位までご紹介いたします。

<大規模部門>

1位 シスコシステムズ合同会社
2位 株式会社セールスフォース・ドットコム
3位 株式会社ディスコ

<中規模部門>

1位 株式会社コンカー
2位 サイボウズ株式会社
3位 株式会社CKサンエツ

<小規模部門>

1位 株式会社フラッグシップオーケストラ
2位 株式会社ダイレクトマーケティングミックス
3位 株式会社ENERGIZE

充実した福利厚生を目指すなら「WELBOX」

介護・育児・自己啓発・健康増進・旅行やエンターテイメントなど、多彩なメニューがパッケージとなっている福利厚生サービスです。 従業員のライフスタイル・ライフステージに応じて、メニューを選択しご利用いただくことが可能です。

4.働きやすさと働きがいのある会社を作るメリットはある?

働きやすい・働きがいのある職場つくることは、企業にとっても従業員にとっても多くのメリットがあります。

4.1 メリット①

離職防止、人材の定着

働きやすさと働きがいの両方あることで、従業員はこの会社で長く働く理由ができ、離職する要因が解消されますので、人材の定着につながります。

4.2 メリット②

従業員の意欲の向上・成長

従業員は仕事の意義や重要性などを明確化することや労働環境や人事制度・正しい評価、コミュニケーションが取れるなどの環境などを整えるこことで、社内コミュニケ―ションが高まり、仕事への意欲も高まります。

4.3 メリット③

生産性向上と業績アップ

仕事への意欲が高まることで一人一人のパフォーマンスもあがり、生産性向上と業績アップにつながります。

4.4 メリット④

従業員のモチベーションアップと組織の団結力強化

従業員は会社から正しい評価を得たり、自分が大切にされていると認識することで、モチベーションUPにも繋がり、社内風土も徐々に改革され、組織としての団結力が増していきまし、業績アップにも繋がりやすくなります。

社内コミュニケーションを活発にし、従業員の働く意欲を高める「インセンティブ・プラス」

ポイントを使って評価や感謝を伝え合うことで社内コミュニケーションを活性化するWEBサービスです。

5.まとめ

働きやすさと働いがいは、両方あることでメリットもより発揮されます。

労働環境や制度を充実させ、個人のモチベーションをアップようとかすることは、どの企業にとっても重要なのではないでしょうか。

給与だけでは一時的なものになるとされ、個人のモチベーションの維持・向上のためには、管理職による仕事の与え方やマネジメントスキルも必要でしょう。

また、社内や職場でのコミュニケーションの活性化やお互いに感謝の気持ちを伝えあえる施策も必要とされます。


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著者情報

株式会社イーウェル ウェルナレ事務局

「人も、企業も、ウェルビーイングへ。」をテーマとして、企業の健康経営や福利厚生の支援を行う株式会社イーウェルが運営する、BtoB(人事総務向け)オウンドメディア「ウェルナレ」の編集部。
2021年7月にメディアリリース後、毎年60回以上、有名企業様とのコラボセミナーや官公庁の専門分野に特化した方を招いてのカンファレンス、大学教授による福利厚生勉強会の開催や専門家記事の掲載などを実施し、多くの方に好評いただいております。
人事部署や経営者が、会社のウェルビーイングを向上されるためのヒントを探して、日々活動しています。

運営会社:株式会社イーウェル

 


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