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スマートフォンと肩こり

産業医
下方 征

総務省の調査によれば、スマートフォン(スマホ)の利用する人の割合は6割を超え、平成26年におけるモバイル機器からのインターネット平均利用時間は平成24年比で34%増加しました。今年の夏には人気ゲームアプリのポケモンGOが世界中でリリースされ、スマホを持ち歩きながら街でゲームを楽しむ大人と子供の姿が日常になりました。今後もますますスマホの利用率は高まりそうです。

 私たちがスマホを使うとき、背中を丸め上からスマホを覗き込む姿勢で使っていることが多いと思います。正しい姿勢でスマホを顔の正面まで持ち上げて使い始めたとしても、今度は腕が疲れてしまいどうしてもまた猫背でスマホを上から覗きこむ姿勢になってしまいます。

この姿勢は頚椎(首の骨)に負担をかけ、慢性的に負担が続くと通常緩やかなカーブを描いている頚椎が、真っすぐな並びに変形してしまいます。これは「ストレートネック」や「テキスト・ネック」と呼ばれ、肩こりや慢性頭痛の原因になっていると言われています。

 これを解消するには、正しい姿勢でのスマホの使用と首と肩周りのストレッチが大切です。ストレッチ、というとなかなか一人では継続するのが難しいのですが、ここで面白い取り組みを1つご紹介します。私が担当している企業では創業20周年を記念し「スマホの肩こり、スマホで解決。」と題して、スマホを活用したストレッチ動画を無料配信しています。

 最新の360度動画を活用しており、現実世界でのストレッチ動作と動画がリンクしており楽しみながらストレッチができます。この360度動画を活用したストレッチは、ポップな作りと面白さで人に行動変容を起こさせるインパクトは相当です。肩こりをスマホで解決する「スマートストレッチ360」を、是非あなたの職場の安全衛生委員会でも活用してみてください。 


下記リンクからアクセス可能です。

◇スマートストレッチ 360度動画(体験するにはスマホのYouTubeアプリからアクセスしてください)
https://youtu.be/4k2XDT0-vhI

<その他参考サイト>

・平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査
http://www.soumu.go.jp/main_content/000357568.pdf 

・スマートストレッチ360 ヤフー株式会社
http://smartstretch360.yahoo.co.jp 

この記事の講師

下方 征

平成16年 :名古屋市立大学医学部 卒業  
平成18年 :東京警察病院にて初期臨床研修を修了、
 以降 東京医科大学病院にて研修
 


 アレルギー疾患対応や有害業務リスク管理等、
 産業衛生を皮膚科専門医の立場からもサポートする。

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