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2022/09/16 (公開:2022/07/20)

健康寿命とは? 平均寿命の違いや両者の推移・健康寿命を伸ばす方法を紹介


健康寿命とは? 平均寿命の違いや両者の推移・健康寿命を伸ばす方法を紹介

「健康寿命って何?」

「健康寿命と平均寿命はどう違うの?」

 

このような疑問をお持ちではないでしょうか。2021年の発表では、日本人の平均寿命は女性が87.74歳、男性が81.64歳といずれも過去最長を記録しました。しかし、この数値には亡くなる前に長期間入院している人も含まれています。誰もが80年以上健康に生きられたというわけではありません。

 

この記事では、健康寿命の意味や、平均寿命との違いを徹底解説します。加えて、健康寿命と平均寿命の推移や、都道府県別の健康寿命も紹介します。健康寿命を伸ばすためにできることも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

 

         

1.健康寿命とは?



厚生労働省の定義によると、健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」です。もちろん、寿命は長いに越したことはありません。しかし、人の一生には寝たきりになったり、病院で闘病生活を過ごしたりと「健康ではない期間」もあるでしょう。

 

このような背景から、WHO(世界保健機関)が「健康寿命」という概念を提唱しました。健康寿命が生まれたことで、ただ長く生きるだけでなく、可能な限り長く健康でいることが重要視されるようになりました。近年では、平均寿命よりも健康寿命をいかに長くするかに注目が集まっています。

 

                

2.健康寿命と平均寿命の違い



健康寿命と平均寿命の違いは、以下の通りです。

 

  • 健康寿命:健康的な生活を送れる期間
  • 平均寿命:人が生まれてから亡くなるまでの期間の平均値

 病気などにより健康的な生活を送れていない期間は、健康寿命に含まれません。2019年の健康寿命と平均寿命を、下記の表で比較してみましょう。

 

 

健康寿命(歳)

平均寿命(歳)

健康寿命と平均寿命の差(歳)

男性

72.68

81.41

8.73

女性

75.38

87.45

12.06

 

健康寿命と平均寿命の差は、約10年です。つまり、日本人は平均して約10年間、病気や要介護状態などにより少なからず不自由な時間を過ごしていることがわかります。

 

このことから、ただ長生きすればよいわけではなく、健康に長生きすることが重要と言えます。健康寿命を伸ばし、この差をどのように埋めるかは、人類共通のテーマでしょう。


             

3.健康寿命と平均寿命の推移



医療技術の発展と共に、健康寿命および平均寿命は年々伸びています。では、平均寿命と健康寿命の差は縮まっているのでしょうか。以下では、健康寿命と平均寿命の推移を解説します。

 

          

3-1 健康寿命の推移

健康寿命と平均寿命それぞれの推移を、下記の表にまとめたので、ご覧ください。

 

 

女性

男性

平均寿命(歳)

健康寿命(歳)

差分(歳)

平均寿命(歳)

健康寿命(歳)

差分(歳)

2001年

84.93

72.65

12.28

78.07

69.40

8.67

2004年

85.59

72.69

12.9

78.64

69.47

9.17

2007年

85.99

73.36

12.63

79.19

70.33

8.86

2010年

86.30

73.62

12.68

79.55

70.42

9.13

2013年

86.61

74.21

12.4

80.21

71.19

9.02

2016年

87.14

74.79

12.35

80.98

72.14

8.84

2019年

84.45

75.38

12.06

81.41

72.68

8.73

 

女性の健康寿命は、2001年の72.65歳から2019年の75.38歳に伸びています。男性も2001年の69.40歳から、2019年の72.68歳と少し伸びているのがグラフから見てとれます。どちらも2〜3歳の微増です。

            

3-2 平均寿命の推移

平均寿命は、女性が2001年の84.93歳から2019年の87.45歳に伸びています。男性も2001年の78.07歳から、2019年の81.41歳と少し伸びているのがグラフから見てとれます。平均寿命も、男女ともに2〜3歳の微増です。

 

健康寿命と平均寿命はどちらも伸びていますが、両者の差は縮まっていません。今後は、個人として、また国として健康寿命をどのように伸ばしていくかが課題です。

        

4.都道府県別の健康寿命


ここでは、地域、都道府県別の健康寿命の推移を見ていきます。2019年のデータを元に、健康寿命が長い都道府県TOP10を下記の表にまとめました。

 

 

男性

女性

順位

都道府県

健康寿命

順位

都道府県

健康寿命

1

大分

73.72

1

三重

77.58

2

山梨

73.57

2

山梨

76.74

3

埼玉

73.48

3

宮崎

76.71

4

滋賀

73.46

4

大分

76.6

5

静岡

73.45

5

静岡

76.58

6

群馬

73.41

6

島根

76.42

7

鹿児島

73.4

7

栃木

76.36

8

山口

73.31

8

高知

76.32

9

宮崎

73.3

9

鹿児島

76.23

10

福井

73.2

10

富山

76.18


男女ともに、大分県と山梨県、静岡県の健康寿命が高い傾向にあると言えます。しかし、毎年順位が固定されているわけではなく、入れ替わりは多いです。山梨県と静岡県は、例年上位にランクインすることが多いので、健康的な生活を送りやすい地域と言えるかもしれません。

 

なお、1位と最下位の差異は2〜4年でした。特定の地域の健康寿命が著しく長い、もしくは短いといった傾向は見られませんでした。 

        

5.健康寿命を伸ばすために今から出来る事


 
健康寿命を伸ばすために、どのようなことができるのでしょうか。健康寿命を伸ばしたいと考えている人は、以下のことを実践してみましょう。

 

  • 禁煙をする
  • 飲酒はほどほどにする
  • 適度な運動をする
  • 十分な睡眠を取る
  • バランスの良い食生活を心がける
  • 適度な社会関係を保ちつつ、過度なストレスは避ける

 健康寿命を伸ばすためには、糖尿病やがんなどの生活習慣病にかからないことが大切です。そのためには、規則正しい生活を心がけ、タバコやお酒など体に有害なものをできるだけ摂取しないことが重要でしょう。

十分な睡眠を取ることは、高血圧や糖尿病の予防にも繋がります。また、交友関係を持つことも、死亡リスクや生活習慣病の予防に繋がると言われています。昨今では孤独死が問題になっていますが、健康寿命を伸ばすには、人との繋がりを絶やさないことも大切です。

     

6.まとめ


健康寿命とは、病気やケガによる介護が必要無い状態で、日常生活を制限なく送れる期間を意味します。近年、平均寿命と健康寿命は共に伸びていますが、その差は未だ縮まっていません。健康寿命をより伸ばすためには、一人ひとりがストレスを溜め込まず、適切な食事や睡眠を取ることが必要です。

 

適度に運動をすることや、人との繋がりを持ち続けることも、健康寿命を伸ばす上では重要です。健康寿命を伸ばすため、この記事で紹介した取り組みを生活に取り入れてみましょう。

 

なお、人は仕事に人生の1/3もの時間を使うと言われています。健康寿命を伸ばすためには、職場の環境整備も欠かせません。ウェルナレでは、従業員の健康を第一に考える健康経営を解説しています。健康経営や福利厚生、働き方改革に興味がある人は、下記の記事も併せてご覧ください。

参考記事:健康経営とは?得られる効果や導入事例を紹介



監修者 株式会社イーウェル ウェルビーイング経営推進室

    

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